パッケージs for FreeBSD 3.2

ここで紹介しているパッケージは Unix User 1999 年 8 月号のCDに含まれているものです。従って、必ずしも最新のパッケージではないことに注意してください。


[基礎知識] パッケージのインストール・アンインストールは

   # /stand/sysinstall[Enter]

を使うのが一般的ですが、何らかの事情でエラーが出てしまう場合などは、

   # pkg_add ファイル名[Enter]、
   # pkg_delete パッケージ名[Enter]

とします。パッケージに関する情報は

   > pkg_info パッケージ名[Enter]

で得られます(→ 詳細 ←)。インストールする前にパッケージ情報を見るには

   > pkg_info ファイル名[Enter]

とします。

[補足] パッケージ名に拡張子 tgz を付けたものがファイル名です(パッケージ名.tgz=ファイル名)。


説明の中で、> ○○○[Enter] は一般ユーザーでの実行を表し、# ○○○[Enter] はスーパーユーザー(root)での実行を表します。


基  本
☆☆☆ WindowMaker(windowmaker-i18n-0.53.0.tgz)

最近は KDE などの総合デスクトップ環境を使っている人が多いようですが、一昔前まで広く使われていたウィンドウマネージャです。KDE、GNOME より軽いのが魅力です。

☆☆ AfterStep(afterstep-i18n-1.0.tgz)

ウィンドウマネージャです。WindowMaker と違い設定ファイルが ~/.steprc 1つなので設定の変更はし易いかもしれません。asclock-1.0.tgz もインストールしましょう。

☆ KDE(kde-1.1.1.tgz)

総合デスクトップ環境です。メニューなどに日本語を使いたい場合は更に ja-kdelocale-0.9.3、kdebase-i18n-1.1.1、kdelibs-i18n-1.1.1、kdesupport-i18n-1.1.1 をインストールします。使い勝手は悪くないのですが、私の環境では起動に約 1 分 30 秒もかかってしまうので☆ 1 つとしました。

☆☆☆ Kterm(ja-kterm-6.2.0.tgz)

日本語端末エミュレーター(Windows の MS-DOS プロンプトに相当)です。ファイルをあれこれしたり、ソフトを起動したりするのに使います。

☆☆☆ Eterm(ja-eterm-0.8.9.tgz)

日本語端末エミュレーターです。kterm より高機能で(その分重たい)、画像を貼り付けたり、壁紙が透けて見えるように出来ます。

☆☆☆ tcsh(ja-tcsh-6.08.02.tgz)

シェル(Windows の command.com/cmd.exe に相当)です。矢印キーでヒストリー(前に入力したコマンドが記録されている)を辿ったり、[Tab] キーで入力補完できます。bash を使う人も多いようです。

☆☆ Mule(ja-mule-canna-2.3.tgz)

大抵の UNIX ユーザーが使っていると思われるエディターです。操作の(ほとんど)全てをキーボードで行わなければならないことや、設定ファイルを自分で準備しなければならないことなどから、かなり敷居の高いソフトではありますが、その代わり動作は軽快でカスタマイズも自由自在、アドオンソフト(?)も豊富に揃っていて、文字を扱う作業なら何でも出来るすぐれものです。Windows に移植された Meadow などもありますが、こちらはワープロソフト以上に重たいです。

☆☆☆ jee(ja-jee-1.0.tgz)

スクリーン・エディター(MS-DOS の edit.exe に相当)です。一般的に利用されているエディターは mule や xemacs だと思いますが、mule は設定ファイルを準備するのが手間ですし、xemacs はワープロソフトより重たいので、『とりあえず日本語入力が出来る簡単なエディターが欲しい』という場合にはこの jee がぴったりです。ちょっとした文書の手直しなどに大変重宝します。インストール後の設定はありません。起動は > jee ファイル[Enter] です。終了するには [Esc] を押します。[Ctrl]+[o] で日本語入力も出来ます。 

☆☆☆ jless(ja-less-332.tgz)

ページャー(Windows のクイックビューアに相当?)です。起動方法は kterm などから > jless ファイル[Enter]、終了は q([Q] キー) です。[][] キーでスクロール、g で1行目に、G([Shift]+[g]) で最終行に移動します。下方向の文字列検索は /文字列[Enter] です。n で次の候補を表示します。上方向に検索するには ?文字列[Enter] とします。

☆☆☆ qkc(ja-qkc-1.0)

漢字コードコンバーターです。Nkf も有名です。使い方は、> qkc -u win.txt[Enter](Shift-JIS を EUC に変換)、> qkc -s unix.txt[Enter](EUC を Shift-JIS に変換)です。これで win.txt は EUC に、unix.txt は Shift-JIS に変換されます。

☆☆☆ Netscape Navigator(ja-netscape-navigator-4.51)

言わずと知れたウェブ・ブラウザーです。

☆☆☆ Ghostscript(ja-vfghostscript-5.50.tgz)

ポストスクリプトインタープリターです。つまり、ポストスクリプトというページ記述言語を解釈してさまざまな作業をするプログラムです。印刷するのに使われることが最も多いと思います。

私は ja-vfghostscript-2.6.2.tgz を使っています。両者には、組み込まれているプリンタードライバの種類や PDF ファイルをサポートしているかなどの違いがあります。

マルチメディア
☆☆☆ Tgif(tgif-nls-4.1.8.tgz)

古典的なドローソフトです。3ボタンマウスを持っていないと少し辛いかもしれません。FreeBSD 3.2 には他に ja-tgif-3.0.18.tgz もありますが、tgif-nls-4.1.8.tgz ならメニューが日本語で表示されますし、日本語入力も問題無く出来る(VJE-Delta で確認)ので、こちらを使いましょう。

☆☆ ImageMagick(ImageMagick-4.2.2)

グラフィックユーティリティーです。9個のプログラム animate、combine、convert、display、identify、import、mogrify、montage、xtp で構成されています。名前からおよその機能はわかると思いますが、identify は画像情報を表示するのに使い、import は画面のキャプチャーに使います。convert がひとつの画像を変換(変形)するのに対し、mogrify は一度に複数の画像を変換(変形)します。montage では画像の合成のほか複数の画像をタイル状に並べて1つの画像にすることが出来ます。

☆☆ GQview(gqview-0.6.0.tgz)

総合デスクトップ環境 GNOME の画像ビューワーソフトです。GNOME をインストールしなくても使えます。インストール後の設定はありません。起動は > gqview[Enter] です。

☆ Netpbm(netpbm-94.3.1)

画像形式を変換するプログラムがいっぱい詰まってます。Tgif をインストールすれば自動的にインストールされると思います。このページにあるスクリーンショットの多くは、これと xwd(X に付いている)を組み合わせて > xwd | xwdtopnm | pnmtotiff > graphic.tiff[Enter] →(ウィンドウをクリック)で出来上がった graphic.tiff を gif に変換したものです。X を 256 色モードで起動しておかないと上手くいかないのが難点です。

☆☆☆ X11amp(x11amp-0.8.tgz)

MP3 プレーヤーです。インストール後の設定は特にありません。起動はもちろん > x11amp[Enter] です。この他にもいくつかの MP3 プレーヤーがありますが、私が試したもののうちまともに動作したのはこの x11amp のみです。x11amp(Xmms と名称変更)のホームページ http://www.xmms.org/ に FAQ などがあります。

☆☆ Xmcd(xmcd-2.4.tgz)

CD プレーヤーです。X で動作する CD プレーヤーは他に、wmcdplay、workman、xcd、xcdplayer などがあります。そのうち、この xmcd がもっとも高機能です。使い勝手は workman が良いかもしれません。

ゲーム
☆☆☆ Xmris(xmris-4.0.4.tgz)

やはりゲームも必須です?お勧めは Mr. Do(若い人は知らないかもしれない)的ゲーム Mr. Is です。矢印キーで Mr. Is を操り敵をやっつけます。敵をやっつけるにはボール(スペースキー)をぶつけるか、りんごで押しつぶします。

☆☆ Xshisen(xshisen-1.36.tgz)

麻雀牌を使ったパズルゲーム。同じ絵柄の麻雀牌を2枚一組選択すると画面から消えます。ただし、その2枚が『2曲がり』までの径路(つまり3つ以下の線分からなる径路)にないといけません(言葉では意味不明です。実際にやってみてください)。なるべく速くすべての牌を消すタイムトライヤルゲームです。

 VACS VJE-Delta Ver. 2.5 for Linux/BSD(9800円)(これは package ではないです)

仮名漢字変換ソフトです。私は物書きではありませんが、それでも Canna や Wnn 4.2 では不便です。将来的には FreeWnn に期待できますが、今のところはやはり商用ソフトの購入をお勧めします。PC-UNIX で使える商用仮名漢字変換ソフトとしては他に Wnn 6 と Atok X があります。

その他
☆ Acrobat Reader(acroread-4.0b.tgz)

PDF ビューワーです。残念ながら日本語を含む PDF ファイルは見れません。どうしても見たい場合は、ベータ版ではなく正式版の acroread4 を入手してインストールするか、Unix User 1999 年 10 月号を購入し 80 ページを参照してください。いずれの場合でもアドビのホームページから日本語フォント(6.24MB)をダウンロードする必要があります。

☆ Ezfm(ezfm-0.4.tgz)

ファイルマネージャーです。xfm など他にも色々ありますが、どれも使い勝手はいまいちで、Windows のエクスプローラには遠く及びません。KDE に付いている kfm はなかなか良く出来ていますが、KDE からしか使えないのが難点です。起動は > ezfm[Enter] です。> ezfm -transparent[Enter] とすると背景が透けます。

☆☆☆ X-TT 関連

X 上でトゥルータイプフォントを利用できるようにします。インストールするパッケージは、

  1. xtt-S3-1.2.1.tgz(Presario 4130(Trio 64 V+) の場合です。適当に読み替えてください)
  2. ja-truetypefonts-1998.10.20.tgz

です。この他に必要なパッケージは自動的にインストールされます。2 には watanabe-mincho.ttf と wadalab-gothic.ttf という2つのフォントが入っています。

☆☆☆ TeX 関連

以下のパッケージをインストールすれば、特別な設定をしなくても、「てふ」が使えます。

  1. ja-ptex-euc-2.1.8.tgz
  2. ja-platex2e-euc-1998.09.01.tgz
  3. ja-vfxdvik-20c.tgz(DVI ファイルの閲覧に使います)
  4. pkfonts300-1.0.tgz(英語の pk フォント。他の解像度のものでももちろん可)
  5. ja-dvipsk-vflib-5.78a.tgz(DVI ファイルを PS ファイルに変換します)

[注意] 5 のインストールには /stand/sysinstall を使わず、1から4までをインストールした後に、

  • # mount /cdrom[Enter]
  • # pkg_add /cdrom/○○○/ja-dvipsk-vflib-5.78a.tgz[Enter]

のように pkg_add でインストールしてください。途中で、texmf.cnf ファイルを書き換えるか聞いてくると思います。y(YES) を選択した場合、いくつか質問されますが基本的には単に [Enter] キーを押せば良いでしょう。ただ、pk フォントのインストールディレクトリについては、4でインストールした pk フォントの解像度を覚えておいて必要に応じて修正してください。

FreeBSD 2.2.x やいくつかの Linux ディストリビューションには ja-dvipsk のパッケージがありませんので、ソースファイルを入手して自力でインストールするか、ja-dvi2ps で我慢することになります。dvipsk と dvi2ps はそれぞれ次のような特徴を持っています。

  良いところ 悪いところ
ja-dvipsk TeX のほとんど(全て?)の機能をサポートしている 多書体化が難しい(と思う)
ja-dvi2ps 多書体化(たくさんの日本語フォントを使えるようにすること)が容易 カラーや文字回転などをサポートしていない

なお、PS ファイルを閲覧、印刷するには次のパッケージを別途インストールしてください。

  1. ja-vfghostscript-5.50.tgz
  2. gv-3.5.8.tgz